2024年1月1日の能登半島沖地震
2025年現在も被災地では避難生活を続けていらっしゃる方が大勢いるとのこと。災害の恐ろしさを痛感するとともに1日でも早い復興と、現地の方の健康を祈るばかりです。
当法人の代表理事が被災地へ何度も足を運びましたが、なかなか筆をとる時間がなく、なんとか書き上げた下記ブログにて少しでも当時の被災猫についてお伝えできれば幸いです。
現在も能登半島出身の猫たちが里親募集中として在籍しております。
どの猫も個性あふれる性格で、お世話担当のボランティアさんたちからも愛されております。
残念なことに猫エイズキャリアのため(未発症)お店デビューは叶いませんが、里親希望様には面会のご案内が可能です。

社会的弱者と猫
同じ場所でひとつのことをつづけていると、いろいろな方との繋がりが広がっていきます。
CAT’S INN TOKYOを宮本町にオープンした当時はなかったような相談案件が小豆沢に移転後、じわじわと増えてくるようになりました。
生活保護や高齢者の飼っている猫についての相談です。どの命も平等に年を重ねます。今、健康な体でもいつ病気や事故で働けなくなるかはわかりません。どのケースもとても他人事とは思えない現実だということ。相談案件が増えるたびに痛感します。
猫と暮らし始めたときは本人も元気で、猫との楽しい暮らしがずっと続くと思っていたでしょう。
どこでボタンを掛け違えたのか、過去を振り返っても遅いのです。
床一面に糞尿が敷き詰められ、たばこの吸い殻やお酒の空き瓶、空き缶に埋もれ、猫トイレもなく、あったとしても排泄物が堆積し、病気でも通院はしてもらえない。空っぽの水飲み、品質の悪いペットフードはいつ封を切ったものなのかわからず、ラーメンどんぶりのような器に継ぎ足し継ぎ足しで大量に入れておかれ。
でも、人間の飼育下にいる猫はそれが不幸なのか、ほかにどんな選択肢があるのか、自分で見つけ未来を切り開くことはできません。
たとえ自身の心身が不調でも、ともに暮らしている動物の健康を疎かにすることはあってはなりません。それは猫にかぎらすです。
我々に寄せられる相談は氷山の一角だということが空恐ろしくも、相談を受けた猫については必ず幸せになってほしいという思いです。

収支報告(2024年1月1日~14月31日)

解像度の問題で見えずらい場合は下記リンクよりご覧ください。
補足事項
【 収 入 】 | |
営業売上髙 | 猫カフェ利用料、年会費、物販やイベントの販売など |
売上原価 | 商品の仕入れ、仕入れにかかる諸経費など |
雑収入 | キャッツイン東京が代理店をしているペット保険のロイヤリティ、LINEスタンプ、YouTubeの売上 |
寄付 | ご来店時のご寄付、お振込み、正式譲渡時のご寄付 |
助成金等 | 全額、板橋区産業振興課の板橋区ベンチャー企業・起業家支援賃料補助金 |
【 支 出 】 | |
役員報酬 | 代表理事1名、理事2名 キャッツイン東京からの報酬は一切受け取っておりません |
給料手当 | フルタイム勤務の正規職員3名分 |
外注費 | 外注スタッフへの支払い |
地代家賃 | 店舗、駐車場、事務所、社宅、倉庫 |
法定福利費 | 正規職員3名の社会保険料など |
広告宣伝費 | |
水道光熱費 | 店舗、事務所、一時避難のシェルターなど |
消耗品費 | ペン、ノート、事務用品など営業にまつわるもの |
減価償却費 | |
接待交際費 | 猫のお見舞い、弔問、関係機関などへの挨拶として |
旅費交通費 | 主に通院、搬送時のガソリン代、パーキング代 |
荷造運賃 | 他団体への物資発送、商品の発送など |
通信費 | 固定電話、インターネット、郵便料金など |
支払手数料 | 振込手数料、各種月額サービスのシステム料金、催事出店料など |
支払保険料 | 車両保険 |
雑損 | 上記に分類されないのも |
車両関連費 | カーローンの返済、整備、タイヤ交換など |
雑費 | 消耗品費以外の単発、かつ低額の支出 主にコインランドリー、印刷代など |
雑費(猫医療費) | 日々の通院代、ワクチンや避妊去勢手術、ほか猫にまつわる医療すべて |
支払利息 | 2019年宮本町から移転するための資金として金融政策公庫に600万借入 R4,8月から毎月¥50,000返済している借入金の利息 |
租税公課 | 法人税の均等割り |
【 そ の 他 】損益計算書記載外のもの | ||
FIP治療費 | ¥4,579,055 | 2024年末日残金、病院のご厚意でお金のある時に少しずつ返済中 |
借入金 | ¥4,550,000 | 上記支払利息の残金です |
保護猫カフェの運営の性質上、営業収益とご寄付からの支出を完全に切り分けることは難しく、合算で報告させていただきます。
また今後の目標として職員の労働環境や処遇にも配慮できるような組織、体制を整え、猫のために人が犠牲にならない運営を目指します。それが長きにわたって猫たちを救うことのできる環境づくりだと考えています。
猫たちの進捗状況 2024年末日時点
保護 | 88頭 | トライアル中の猫を含む |
死亡 | 1頭 | 高齢のため1匹(メリー) |
卒業 | 66頭 | 12月末日時点で正式譲渡済み |
成猫7匹猫置き去りや、兄弟6匹子猫保護なと多頭案件が多く受け入れる場所を確保するのに非常に頭を悩ませました。
2025年へ向けての取り組み
猫の問題は人間の問題が絡んでいることが多く、猫だけを救っても解決にはなりません。
多くの実例、経験から自治体を巻き込んで活動をしていくことの重要性を感じ、区議会議員を含めた取り組みを進めています。
いつか、板橋区が猫と人間が暮らしやすいモデル地域として全国区の認知になれたと。(悲しいことに東京都23区の認知度ランキングは下位常連)
キャッツイン東京へのご支援はこちらから!
ご支援金のお振込先
【ゆうちょ銀行】
支店名 0一八(ゼロイチハチ)支店
店番(支店番号)018
普通預金 8974654
ゆうちょ間 10180-89746541
口座名義 キャッツ イン トウキョウ
【東京信用金庫】
支店名 志村支店
店番 013
普通預金 4089874
口座名義 シャ)キャッツイントウキョウ
【paypay銀行】2022年3月に口座開設しました!
支店名 ビジネス支店
店番 005
普通預金 5894050
口座名義 シャ)キャッツイントウキョウ
*一般社団法人への寄付者が法人の場合、寄付金を損金算入できます!
ご支援いただける法人様は、ぜひご連絡ください。よろしくお願いいたします。