緊急レスキュー報告〜ねずみ捕り事件〜

レスキューは24時間365日不意にやってくる

先日2024年11月19日の午後8時前。平和な時間を突如ぶち壊す電話が入りました。「飲食店が仕掛けたねずみ捕りに子猫が2匹かかっている」と・・・。そのねずみ捕りは、ベタベタのシートに美味しそうな臭いの餌を撒き、食べに来たねずみが張り付いて身動き取れなくなるという、とても恐ろしい仕掛け。その後の処分の仕方は想像の通りです。

そんな残酷なねずみ捕りに子猫がかかってしまったという。想像しただけで恐ろしく、また、発見者がそれを無理やり剥がそうとしていないか、気が気ではありませんでした。とりあえず震える手で経験豊富なNPO法人ねこけんの代表に電話。正しい処置の仕方を指南してもらいました。

並行して、現場へ急行したスタッフより連絡。「考える前にすぐに近くにあったダンボールに入れて自宅に持ち帰った」とのこと。まずは子猫に小麦粉をまぶし、ベタベタを小麦粉で絡めとる。それからオイルで溶かし(メイク落としの要領)洗浄。それからシャンプー。スタッフの旦那(職人)が、「溶剤と同じ原理だ」と言い、上手に処置をしてくれました。旦那に感謝。

動けない恐怖でパニック状態だった子猫
ねずみ捕りに右半身がくっついてしまい身動きができない状態でした

2匹とも長毛だったため、処置にはかなり時間がかかり、気づけば日付を跨いでいました。

やはり発見者が子猫を逃がそうとねずみ捕りを剥がしたそうで、ところどころ禿げて皮膚がただれてしまっていました。大事には至らなかったけれど、本来の毛並みに戻るのは時間がかかりそうです。

体重は黒猫が625g、茶トラが540g、どちらも男の子。生後1.5カ月くらい。2匹は全身ノミだらけ、耳の中も真っ黒。検便の結果、異物をたくさん食べており、お腹に虫もいて、酷い状態とのことでした。空腹で手当たり次第口にしていたのでしょう・・・。幸い、よく食べて、3日で100g以上増えました。


ちなみにこの界隈に長毛の野良猫はおらず、飲食店の敷地内で猫を見たこともないないため、遺棄されたのではないかという推測です。本来、母猫の庇護の元にいるはずの週齢の子猫たちなので。

彼らもひとまず「もう怖くない」ということがわかったようで、今は子猫らしさが出てきています。2匹の仮名は、恐ろしい事件を忘れないように、黒猫を「トッポ」、茶トラを「ジージョ」と名付けました(昭和生まれの方ならわかるはず)。

子猫たちが居たのはとあるレストランの厨房。

「長年に渡りこんなことは1度もなかった」とのことですが、ねずみなら残酷な方法でもいいのか?という課題も考えてほしいのと、二度と同じことが起こらないよう、ねずみ捕りは今後設置しないでいただくことを強くお願いしました。ねずみ対策は何か違う方法が必ずあるはず。ご理解いただいたレストランには素直に感謝したいです。

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